筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

ジュネーブモーターショー回顧録

Posted at Mon Mar 20 18:17:06 2006

試乗は一台もできなかったけど…

第76回ジュネーブショー。2月末のプレスデーからもうすでに3週間が経ちました。その間、ジュネーブで登場した新型車の紹介原稿を書いたり、カリフォルニアまでベンツGLクラスに乗りに行ったりと、あわただしく過ごしていました(更新遅れてごめんなさい)。ジュネーブショーのことなど、もうほとんど半年も前のことのようです。

あらためてジュネーブを振り返ってみると、記憶に鮮明な生産車両は5台。アルファスパイダー、プジョー207、フェラーリ599GTBフィオラノ、ランボルギーニムルシエラゴLP640、そしてポルシェ911GT3。要は、ジュネーブのスターたちですね。

特にGT3はむちゃくちゃ欲しくなった。もう日本でも予注始まったでしょう?いいなあ、注文入れた人。とにかく、見た目の雰囲気が素晴らしい。新しいターボより挑戦的でね。いまどきのフェラーリよりもキレイに見えるし。余裕だよね、ポルシェ。カイエンとか、相当儲かったんだろうなあ?

全体的にみて、相変わらずの“コンパクトCCカー(メタルルーフのオープンモデル)&クロスオーバーカー”ブームでしたね。CCはそろそろ一息つきそうだけど、クロスオーバーカーはこれから生産モデルがゾクゾク出てくるでしょう。小さいのから大きいのまで。デザイン面、性能面で、いろいろ楽しみではあります。CCで面白かったのは、プジョー407セダンをCCにしていた専門メーカーがあったな。あれ、セダン沈没気味の日本市場に導入してみればいかが?

展示で面白かったのは、ベントレー。歴史と伝統をコンパクトに表現していて良かった。お姉ちゃんがきれいだったのは、フィアットかなあ、やっぱり。ハマーよりでっかい高軌道車も展示したりして、ちょっと元気が出てきたみたい。詳しくはムービーをチェックしてみてください。

プロトタイプやコンセプトカーといったショーカー部門では、断然、スバッロ・アルファロメオ・ディーバでしたね。ティーポ33っていう名車のモダナイズド・コンセプトで、今はやりのパターン(ランボのミウラとか)ですけど、ちゃんとアルファロメオのデザインセンターが関わっていて、なかなか上出来。ミッドシップのアルファなんて、聞くだけでワクワクするやん!

そうそう、アルファロメオ8Cコンペティチオーネは、今のところ限定販売でゴーサインが出たみたいよ。パリショーが楽しみだなあ。あと166の後継も。頑張れ、アントニオ・バルヴァッレ(アルファのボス。インタビュー記事はカーセンサーEDGEで)。

ジュネーブって、会場の壁に沿って大メーカーが展示していて、真ん中になんだか得体の知れない改造車メーカーとかがいっぱい風呂敷を広げているんだけど、今、スペシャルメイドカーの注文がすごいらしいです。アラブとかから。ロールスのファントムべースにすっごいワゴン造れ、とか、昔のフェラーリに似せたスタイリングを今のシャシーに被せろ、とか。なので、カスタムカーの展示は稀に見る盛況ぶりでしたね。イタリアの新興カロッチェリアなんかも、けっこう潤っているみたいだし。

ジュネーブショーはね、とにかく見やすいんだ。ブースの位置がほとんど変わらないのと、会場そのものがとてもコンパクトにできていてね。余計な飾りがない。ほんと、クルマ中心。じっくり車両を見物したい向きには最高のショーだ。フランクフルトとかデトロイトはうんざりだけど、ジュネーブと、そうだなパリは何度でも来たいって思うから。

街はね、3月頭に行く場所じゃないな。なにしろ寒いし、雪も降って大変。まあ、そのぶん、オイルフォンデュとか旨かったけどね。

     

Photo Collection

写真:ランボルギーニムルシエラゴLP640

ランボルギーニムルシエラゴLP640

うーん、これはイカつい!フロントリップスポイラーや、サイドスクープの大きさが、なんだか凄いマシンであることを自ら主張しています。きっと乗ったら気持ちいいんだろうなぁ…、高そうだけど

写真:スバッロ・アルファロメオ・ディーバ

スバッロ・アルファロメオ・ディーバ

ティーポ33っていう名車のモダナイズド・コンセプトで、今はやりのパターン(ランボのミウラとか)ですけど、ちゃんとアルファロメオのデザインセンターが関わっていて、なかなか上出来ですね

写真:プジョー207

プジョー207

日本への導入が待ち遠しい。ヨーロッパではMTモデルを漂々と女性が乗りこなして、街乗りだけじゃなく、高速道路でもバンバンかっ飛ばしているようですね。それにしても大きなフロントグリルです

写真:ポルシェ911GT3

ポルシェ911GT3

日本では3月3日から受注が開始された現行911ベースのGT3。物凄くカッコいいですね。フロントグリルの複雑な形状は、きっと理由があってのこと。6速MT左ハンドルのみで、お値段は1575万円ですと…

写真:プジョー407CCコンセプト

プジョー407CCコンセプト

なんと407セダンをベースにしたコンバーチブルモデルが参考出品されていました。407クーペが登場したときようのケーススタディでしょうか。そういえば、最近は4ドアコンバーチブルって見かけないですね