京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。
Z4シリーズがマイナーチェンジ!同時にMモデルとクーペを追加とくれば、BMW好きならずとも気になりますな。
特にクーペ…、単純に格好いいじゃないですか。なんかすごいね、今のドイツ勢。ポルシェケイマンに続いて、きれいなクーペの登場だもの。ワールドカップ開催の勢いってやつかな(関係ない?)。
中身はZ4でしょう?MRのケイマンよりも、ある意味楽しめそうで期待大なんだけど、残念ながらクーペ系の試乗は今回ナシ。予約受付開始でデリバリーは夏休み明け。試乗もおあずけ…、ちょっとガックシ。 けれど、Mロードスターがまだあるさ。ってことで、気を取り直して早速、試乗開始!
注目のエンジンはE46M3に積んでいるのと同じ、343psの 3.2L直6DOHC。問答無用、素晴らしいエンジンですな。これに6MTを組み合わせています。
ボクの太くて短い指じゃ手に余るほど、ぶっといハンドルに、まずは圧倒されます。こんな太いの握ったことないね。個人的には最近細いヤツが好きだし…。太いけど柔らかいってのは、最近の流行り。ここでも嫌な振動を吸収してくれるというわけ。
乗った印象はというと“いやあ、加速気持ちいいね!”。パワフルさを感じるより先に、加速の心地よさを知るって感じで。排気音はもちろん、メカニカルな音とか、エンジンの回転が上がっていくフィールなんかが忽然一体となって、体中に襲いかかってきます。オープンだから、余計だな。
専用の軽量設計フロントサスや油圧パワステが、とてもリニアで手応えもばっちりなステアリングフィールをもたらしていて、しゃかりきにならずとも、ハンドルを回しているだけで楽しい。そこに、くだんのエンジン系一体感が加わるもんだから、ただただヒラリヒラリと走らせて いるだけで気持ちよくなれる。うーん、味わい深いな、これは。相当。
あとね、びっくりしたのがコーナー脱出速度の速さ。エンジンパワー、 ギア比、デフロック、そのへんのミクスチャーが上手すぎだな。マニアにスポーツしたい人に、おすすめですよ、Mロードスターは。と なると、Mクーぺはさらに楽しみ! 全開で試せる場所で走らせてみたい。
さてさて。マイチェンしたZ4ロードスターはというと。エンジンを最新の直6(マグネシウム合金クランクケース)にして、ATを6速としたのがポイント。特に3.0siに組み合わされたATは変速時間が短いタイプ。 サクサクっと変速します。
確かに、スポーツロードスターとしての魅力は相当アップしています。 最新の直6も、3シリーズで最初に試したときよりも、フィールがいい。BMWの直6らしい回り方をしています。2.5iは以前の2.2iの進化版なんだけど、これなんかもう十分ですもの、総合性能的には。上を知らない限り、不満なんてぜんぜんない。
でもね、超主観、言っていいですか?顔…、前よりフツウになっちゃった気がするんですけど。前の方が個性たっぷりで、存在感もあって、ボクは好きだったなあ。 ムービーと中古車物件、チェックしてみてくださいねぇ。