筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

ディーゼルエンジンって凄い!

Posted at Mon May 29 17:43:26 2006

モデルさんに試乗してもらったCLK320CDI

ちょっとスペックを見てくださいな。

エンジン形式:3L V6DOHC24バルブ インタークーラー付きターボ
総排気量:2987cc
最高出力:224ps/3800rpm
最大トルク:52.0kg−,/1600−2800rpm
最新鋭の7速AT、7Gトロニック搭載

これだけ見るとM・ベンツAMGの新型かいな、って思う人もいるんじゃないですか?なんたってトルクが50kg−mオーバー!!そんなクルマ、なかなかないですもの。ちなみに「52.0」という数字、あのランボルギーニガヤルドと同じですわ。ひえ?。

そんなディーゼルモデルに試乗する機会がありました。ターボが古臭い?いえいえ、ガソリンもまたターボの時代、きまっせ。これから導入されるBMW3シリーズのクーペはツインターボ装着してますしね。それはともかく、ディーゼルエンジンなのに運転して楽しいんです。我々がイメージするドン臭くてうるさいディーゼルとはまったく別物。これこそがヨーロッパでディーゼルエンジンが人気だという大きな理由なんですね、実は。

もちろん長距離乗りが多いヨーロッパですから、燃費の良さ=航続距離の長さという特長も相変わらず大きな理由の1つなんだけど、加えて低回転域からの力強さ=ビッグトルクをめいっぱい使った楽しさ、もあるというわけです。

そのうえマクロ的にみると地球環境には優しい、と。つまりCO2排出量が少ない=地球温暖化防止に寄与、ってわけですな。そろそろ日本も真剣に考えんとあかんのとちゃいます?京都議定書、大丈夫でっか?(って、ヒトゴトではなく、自分たちもできることを考えなきゃ、なんだけど、そう言いつつも古いクルマに乗ってしまうワタシ。まあ、年間、それほど乗らないから許して!)

今回乗ったのは、ディーゼルエンジンを搭載したコンバーチブル、CLK320CDI。ディーゼル車って、静粛性という点ではやっぱりガソリン車に劣るもんです。けれど、それも今ではかなり克服されていて、コンバーチブルに積むなんてことはその自信の現れでしょ?本誌でもお馴染みのモデルさん(普段の足がM・ベンツEクラスらしい…)に、乗ってもらいました。

実際、私も乗ってみて驚きました。最初のひと転がしこそゴロゴロ言いますが、そこから先、回転域で言うと2000回転以上の領域では、フツウのV6とほとんど同じ。騒がしくもなければ、振動もないどころかターボに乗った加速があくまでも軽やかで気持ちいい。普段、ベンツに乗ることも多いらしい貝吹美弥子ちゃんもころっと騙されるというわけです。詳しくはムービーをチェックしてみてください。

ちなみに100km/h巡航で1500回転!燃費の良さ、後続距離の長さはかなり期待が持てます。ボッシュの第3世代コモンレール方式を採用するメルセデスのV6ディーゼルエンジン。今年、日本に導入される予定だとか。下半期の大きな話題の1つと言えるんじゃないかな。ホント、いっぺん乗ると貴方のディーゼル観はガラリと変わりますよ!。絶対に!!

     

Photo Collection

写真:運転しながら撮影中

運転しながら撮影中

本誌姉妹誌「カーセンサーEDGE」の撮影シーン。モデルさんは、本誌特集にパンツェッタ・ジローラモさんとよく登場してくれる貝吹美弥子さんです。普段はEクラスを運転しているらしく、CLKでも余裕

写真:ステッカーに興奮気味?

ステッカーに興奮気味?

ディーゼルエンジンを搭載している、とは微塵にも思っていなかった彼女。試乗を終え、クルマをぐるっと見回して、大きくステッカーで「Diesel Power」と貼られているのに大爆笑していました。それほど違和感ないんです

写真:Eクラスのディーゼルモデル

Eクラスのディーゼルモデル

これはBクラスの発表会の際、会場で披露されていたEクラスのディーゼルモデルです。搭載しているエンジンは基本的に今回試乗してもらったCLK320CDIと同じ。低回転域から図太いトルクを活かした走りは、まったくもって異次元

写真:このスペックが目に入らぬか!

このスペックが目に入らぬか!

ホント、この最大トルクは物凄い!ランボルギーニガヤルドと同じレベルですよ。日本ではディーゼルエンジンに対してあまり良いイメージがありませんが、ヨーロッパではSクラスにさえも設定されているくらいです

写真:エンジンは低回転型

エンジンは低回転型

ディーゼルエンジンは圧縮率が高いので、エンジン内部の部品が重い。だから高回転型エンジンとはなり得ない。タコメーターを見れば4500rpmからレッドゾーンになることが分かる。最近のガソリン車ではあり得ないほど低回転