京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。
例によってスペック見たって。ディーゼルとは思えませんよ。1.9L直4DOHC16バルブ+インタークーラー付きターボで、最高出力150ps/4000rpmはまぁたいしたことないんですけど最大トルク31.1kg−m/2000rpmはスゴイ!
この日、比較のために持ち出したアルファGTの最高級グレード、3.2L V6の最大トルクが、29.4kg−m/4800rpmなんですよ。上回っているだけやないんです、回転数見てください。ガソリンV6は4800rpmまで回さないと最大トルク出ませんけど、ディーゼルならたったの2000rpm。これ、ちょい踏みでいきなりズドーンってくるわけです。
アルファロメオにディーゼルって、なかなかイメージ沸かないでしょう?イタリア屈指のスポーツブランド、アルファにディーゼルだなんてねえ。けれど本国イタリアじゃ、フツウです。みーんなディーゼルターボ。日本でも人気の156も、でっかい166も、ディーゼルが多い。最新のスタイリッシュクーペ、ブレラだってディーゼルがちゃんと用意されていますから。
結局、乗って楽しいからに尽きるんですね、ディーゼルが人気な理由って。地球温暖化防止もさることながら、自分の財布と楽しさが大事だ、と。うん、分かりやすいじゃないですか。
実際、アルファGT1.9JTDマルチジェット16V、乗ると楽しいですよ。第2世代ということもあって、さすがにちょっとうるさめの音がしますが、トルクに乗ってぐいぐい走らせる楽しさが勝ります。高速ワインディングではさすがにガソリンV6の伸びの爽快さに叶いませんが、もう少しRのきついコーナーが続く峠道だとか、それこそ街中だったら、ディーゼルが上という場合も多いと思います。
それに、低回転域でぶっといトルクがありますから、マニュアルでの運転もラクショー。乗っているうちに、どんどんイタリアにいる気分になる、ってなオマケも付いて。うーん、真剣に欧州ディーゼル車が欲しくなってきました。