筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

ド派手で速い新型ジャガーXKR

Posted at Fri Oct 27 15:39:31 2006

新型XKのアルミボディはXKR用だった

それにしても、すっげえ場所だったな、試乗会会場。ワイン好きにはたまらん土地(スペインはリオハ)やったし、ホテルもワイナリーの中にあってさ・・・。部屋なんか、スラントした窓に、真っ赤なレザーの壁に、バング&オルフセンが天井からぶら下がっていて、1人で何したらええのん、って感じ。まぁ酔っ払ってましたけど、寝る時には。

クルマ見るよりも先に建物のド派手さというか、ド迫力さに圧倒されちまったわけですが、クルマは真面目なくらいきっちり仕上がっていましたね。最高出力300psの標準モデルですら速いのに、420psになってどえらいことになってるんじゃないかと、期待半分恐れ半分だったのですが・・・。

全くの杞憂でした。もっと荒々しい方がいいかも、って思ったくらいです。あのアルミニウムボディ、最初っからこの馬力を想定して作ってあったのだそうです。道理でカットボディを見ても違いが見当たらなかったわけ。リアサスの組み付け頂上部分をブレースで繋いでる以外、おっきな変更点はないらしい。ふうん、改めてシャシーがエンジンに勝ってるノーマルのXKに拍手だ!

先代同様、XKRにはスーパーチャージャー付きV8エンジンが積まれます。ライバルはBMWのM6とかSL55AMGとか。パフォーマンス的にはけっこうイイ線いってると思いますね。ただタイムとか計ったらほぼ同等って結果になるんでしょうけれど、もうヒトオシ、なんかアクの強さというか、印象に残る性能が欲しかったな。飛びぬけた個性に乏しい気がするんです。

それって、真面目な貴族ですよね。伝統を大事にして、今に上手く伝えて、いつも尊敬を集めてる、みたいな。そういうのもいいけど、羽目はずしちゃった貴族の蛮行みたいなもんも、見ていて楽しいじゃないですか。あいつ金持ちだけど無茶苦茶だよな、みたいな。そうゆうノリ、XKRにも欲しかったな、と。ノーマルが真面目にいいスポーツ&GTカーなんですもの。XKRだからって、そのまま同じベクトル上になくてもいい気がしてなりません。

まあ、そんな俗っぽい人が乗っちゃいけないのかも知れませんね。そういうのは、他のクルマに任せておけ、なんでしょう。やっぱりジャガーって、落ち着いた人にお似合いです。

     

Photo Collection

写真:とにかくイカツイです

とにかくイカツイです

こんなに“強そう”な市販ジャガーは、未だかつてなかったのでは?フロントエアダムにはスペシャルモデルお馴染みのメッシュグリルが奢られ、ボンネットにも通気口が

写真:リアはちょっと控えめ

リアはちょっと控えめ

リアは4本出し(左右2本づつ)マフラーくらいしか目立つポイントはない。それにしてもちょいワルな雰囲気たっぷり。ホイールのデザインもカッコ良い。イジるとこなし

写真:もっと尖がったキャラ求む

もっと尖がったキャラ求む

スーパーチャージャー付き4.2L V8エンジンは、最高出力420ps/最大トルク520Nmを誇る。0→100km加速はXKよりも1秒速い5.2秒をマークする(クーぺ)。十分に速い

写真:コンバーチブルもありました

コンバーチブルもありました

XKRコンバーチブルも用意されていました。クーペにするか、コンバーチブルにするか、オーナーは悩むでしょうねぇ。サーキットに行かないならコンバーチブルがオシャレか?

写真:どうです、この屋根?

どうです、この屋根?

動画は試乗そのものよりも、試乗会場のホテルばっかり撮影してしまいました。それほどインパクトがあったんです。XKRにも何か強烈なインパクトが欲しかったかな