京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。
イチローさんと渡辺謙さんですか。今のスカイラインを語るにはいいですよね。アメリカで大活躍、日本人として尊敬に値する・・・、クルマもそうあって欲しいなあ、なんて。
スカイラインって、難しいクルマですよ。十人十色なんてもんじゃない。もう、千人千色。それだけ歴史と伝統があって、歴代モデルに思い入れのある人が多いってこと。ある意味、素晴らしいことですけど、造る方にとっちゃたまんない。ボク、スカイライン大好きですけど、仮にメーカーにいたとして、商品企画やれって言われたら、断るだろうなあ。怖い、怖い。身銭切って買って、好きなこと言ってる方が、ラクですわね、すんません、大澤さん(スカイラインの商品企画リーダー)。
なんで、今回も是々非々、言わせてもらいます。(注文しちゃったもんねえ?、V36)
○な点
1:好き嫌いがさらに激しく出るカタチ
(10人に好かれるようじゃだめ。2人ぐらいで十分)
2:アクの強い、怖い系のフロントマスク
(顔のインパクトが大事です)
3:ブラック系のインテリアの雰囲気
(クルマはこうでなきゃ)
4:素直なスポーツ性と街乗りの快適性を両立した新シャシー
(18インチのスポーツアシに限る)
5:高速ワインディングでの素晴らしいアシさばき
(18インチスポーツに限る)
6:高速ワインディングでの感動的なアシさばき
(4WAS付きに限る)
7:インフィニティのときよりマイルドになったアクセルレスポンス
(350系のみ。250系はパワー感を出すためにけっこうトートツ。でも許せる範囲)
8:HDDになったナビとその使い勝手
(ああ、格段に良くなった。←旧型オーナーとしての意見です)
9:マグネシウムパドルシフトの質感
(これはモノとして欲しいぞ)
10:後席の広さ
(乗らないけどね)
11:売れセン250系のまとまりが総合的にいいこと
(必要にして十分とはこのことだ)
12:赤いボディ色を導入したこと
(超個人的趣味、ボクはこれにしたから。同じ理由で本木目パネルもいいと思いますよ!)
△な点
1:パワーはあるけど、官能的じゃない新エンジン
(どっちの排気量も。回るしパワーもあるけど、それだけって・・・)
2:いいけど、どこか一体感にかける250系の街中の乗り心地
(味というか、しみじみとしたいいクルマ感というか、にじみ出るもんがないんだよなあ)
3:エクリュ系インテリアの質感
(しょぼい)
4:和紙調アルミトリムって、いったい・・・
(アメリカ人向け?)
5:日産エンブレムがぜーんぜん似合わないグリルデザイン
(インフィニティに速攻換えたい!9000円ぐらいだし)
6:2種類の顔を用意したこと
(だって、そんなに変わらないじゃない?)
7:重くて古くさいステアリングフィール
(ボクは好きですけど、女の人とか大変じゃないか、と)
×な点
1:街中での乗り心地が激悪い4WAS
(しまった!と思いました。自分のクルマに付けちゃいましたから。でも、速度域の高いところでは最高なんだよなあ?。低速でも軽いのはラクだろうし。どっちを取るか。可変ダンパー、早く出してください!)
2:5速オートマチック
(インフィニティよりだいぶマシになったけど、それでも加速フィールが古くさいです)
3:ハンドルのデザイン
(なんか妙に古くて頑張った感がありまして)
4:節々の硬さを感じすぎるボディ
(ホンマに剛性あるからでしょうね)
とまあ、まだ納車されていないのに、けっこう細々と言えるもんです。我ながら感心。好きだからなんでしょうねえ?。全体的には、よく出来た、気持ちのいいFRスポーツセダンですよ。このクラスでこの味わいは、国産では貴重。他にありません。レクサスISも敵いませんって。敵は、ガイシャ。ドイツプレミアムブランドのDセグメントでしょう。
ちなみに、ノーマル足→スポーツ足→スポーツ4WAS足のダンパー硬さは順に、ノーマル→+5割→+3割だそうです。というわけで、最後に“おすすめ”で締めておきます。スカイラインは、またどこかでいろいろと取り上げるはずですし。
今おすすめ!
350GTタイプS、(乗ってないけど想像するに)おすすめ!
350GTタイプP、みんなにおすすめ!
250GT系、ちょい待った!条件付きおすすめ
350GTに4WAS付けたやつ←街乗りを重視しない人へ。昔チューニングカーに乗っていた人へ。硬いサス好きへ。
さて僕のスカイライン生活は、どこかでお伝えできると思います。乞うご期待!