筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

新型ジャガーXKRに乗った

Posted at Thu May 24 14:03:37 2007

もっと気軽にジャガーブランドと触れたい

ジャガー、巷では何となくパッとしないように思われてますけど、クルマはけっこうイイんですよ。特にこのXK。まあ、確かに顔付きとかテールランプとか、細かく嫌いなとこというか、日本人ウケしないとこあると思うんだけれど、言ってみればそんなんだって個性。だんだんと、これもアリかと思えてくるもんです、意外と。個人的には、デビュー当時にダメだと思ったレクサスGSだって格好よく見えてきました、時間が経ってみて。

そういや、XJも改めて乗ってみたけど、他人が気にならない唯我独尊な雰囲気に惚れ直しましたね。ジャガーの問題って、そんなイメージと実態の乖離にあるのかな。そもそも日本でのイメージって、善かれ悪しかれ英国趣味、貴族趣味みたいなとこってあるでしょ。イメージだけ過剰に評価されてて、なんとなく浮世離れした上品さみたいなとこだけで語られて。実際は、ジャガーって、もう少し“気分もお手軽”なスポーツサルーン&スポーツカーだと思うんですよねえ。あんまり大仰に構えない方がいい。

そんなことはともかくも、XKR、いいスポーツカーですよ。ジャガーってブランドからは想像もつかないでしょうけれど、走りそのものは極めてモダンだし、ドイツ車以上にハキハキしているというか、チャキチャキしているというか。

パフォーマンスは一流やと思いますね。旧型よりは格段に優れているし、その割には値段も抑え気味。分かってるお金持ちが買うんだろうな、って感じ。実際、XKって超高級住宅街の、すっきり空間のある駐車場でしか見ない気がするよなあ。お金の匂いだけがするようなところでは、まず見かけない。

走る、曲がる、停まるにかけては、文句をいうべきところが見当たらないんです。スーパーチャージャーでビッグパワーといっても、そこはドイツ勢のようにいきなり500馬力とか言うんじゃなく、適度に抑えられていると思うし。まあ、そこまで出されへんかったというのもあるでしょうけど。

個人的には、スタイリング云々よりも、インテリアかな。新しくなりすぎて、かえってありがちな見栄えになったというか。ボクがXKRに乗るとしたら、できるだけクラシックな雰囲気、茶色にウッドとか、で乗ると思いますね。

ああ、やっぱりジャガーってそういうイメージなんだよなあ。自分で言ってて、反省ですわ。

     

Photo Collection

写真:重量増加は最低限に抑えられた

重量増加は最低限に抑えられた

クーペに比べるとコンバーチブルは50kg重たくなっているが、よく抑えられたレベル。メーカー公表値の0→100km/h加速はクーペが5.2秒、コンバーチブルが5.3秒だ

写真:美しいリアスタイルだが・・・

美しいリアスタイルだが・・・

個人的にはどうしても子供っぽく感じてしまうテールランプ。いつの日か、カッコ良く見える日がやってくるのだろうか?リアフェンダーの作り込みは美しいんだけどね

写真:やっぱり落ち着く木目パネル

やっぱり落ち着く木目パネル

インパネのオーナメントにはアルミのパネルも選ぶことができるが、個人的には木目パネルが気に入っている。でも、そんなイメージが貴族の嗜好品っぽくさせているのかな

写真:このアルミパネルで差別化

このアルミパネルで差別化

ブレーキは思いのほかよく効きます。フロントフェンダー横に取り付けられたエアアウトレットが、スーパーチャージャー付きモデルの証。伊達ではない、と思いますよ

写真:ボンネットが安全装備?!

ボンネットが安全装備?!

肝心のエンジンを撮影し忘れましたが、珍しい機構は撮ってありました。万が一、歩行者と衝突した場合、ボンネットが軽く浮き上がり、フロントウィンドウへの衝突を防ぎます