筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

旧車ルックのシボレーHHR

Posted at Tue Jun 19 18:16:43 2007

見かけだけかと思いきや意外に実用的

ご覧のとおり、ちょっと知ったかぶりが「PTクルーザーの物真似ちゃうん」と言いそうなスタイリングですね。レトロでモダンな表現はBMWミニやニュービートルの例を持ち出すまでもなく、最近の流行りですから目くじらたてるもんじゃない。しかも、これはこれで手本引きがちゃんとあるんです。昔のサバーバンですね。まあ古いアリカ車のイメージ、ってことでいえば、そう違わないとも言えるわけで。

乗ったからには遊び倒してナンボ、なんて感じのスタイルがいかにもアメリカ?ンじゃないですか。ボクは好きですよ、こういうの。PTクルーザーよりもいかついし、コッテリしていて男勝りな感じがいい。あいにく海でも山でも遊ばないタチですからコレを買っても出番がなさそうですが、アウトドア派だったら考えるかもなあ。PTクルーザーより荷物がいっぱい載りますしね。

2.2Lエンジンと2.4Lエンジンがあるんですが、トルクほとんど変わらないから2.2Lで十分やと思いますよ。レザーシートもサンルーフもいらない。299万円の仕様でいい。ちょっと高いとは思いますけど、他にないですしね。

向こうでは、イジりもんベースとしてもウケているみたい。スムージングしてリアドアと窓半分つぶして、ルーフをややチョップにしたり・・・。考えればけっこう夢が膨らむし、そういう仕様を見るとかなり格好いいですよ。

乗ると意外や意外、きわめて真っ当なクルマでしたね。インテリアがフツーだからもしやと思ったけれど、収穫でした。このデルタプラットホーム、割といいかも。そういやダッジの新しいコンパクトFFプラットホーム(アヴェンジャー、キャリバー)も良かった。日産のCプラットホーム(デュアリス、ラフェスタ)もいいし、最近のこのクラスはとても優秀だよなあ。

もっと薄っぺらい乗り味やと想像していたわけです。クルマが自己申告で、カタチだけですよーん、と言ってきそうな感じの。ところがどっこい、静かだし、振動もないし、乗り心地もまろやかだし、デイリーユースにもってこい!

左ハンドルしかないこととATが4速ってことが、ちょいと不満かな。でもね、一番下のグレードに5速MTあるんですよ。いやあ、面白いなあ。三井物産って楽しいクルマ入れますよねえ。

     

Photo Collection

写真:見るからにレトロ

見るからにレトロ

長くちょっと高めに位置するボンネットが、古いトラックを彷彿とさせる。フロントとリアのホイールアーチを盛り上げるのも、古いクルマで見られるデザインを流用

写真:リアは落ち着きを感じさせる

リアは落ち着きを感じさせる

リアデザインは安定感を感じさせるたたずまいになっている。ワイドなホイールアーチのおかでもあろうが、衝突安全基準をクリアするためにバンパーが低めにあるからかも

写真:中はいたってフツー

中はいたってフツー

インテリアデザインは国産車レベルで言えば、いたってフツー。従来のアメ車からすれば、結構頑張っている。プラスチックの使い方と組み付けが上手になっている

写真:使い勝手はよろしい

使い勝手はよろしい

ラゲッジスペースはフラットで広く、リアシートを倒してラゲッジスペースをさらに広げることもできる。この辺のユーティリティは、国産ミニバンを研究したのかな?