筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

新型プジョー207GTiに乗った

Posted at Fri Jul 27 15:55:39 2007

乗り込むだけで気分を高揚させてくれる

欧州では207「RC」というモデルを売ってるんですって。日本とイギリスだけ、「GTi」。RCって呼び方は、ラリーファンにはしっくりきても、他の人には何のコトやら。だからGti、いいかも。往年の205も思い出すし。

ベースモデルに対して、注目すべきポイントを箇条書きにすると、
・BMWミニクーパーSと同出力175psの共同開発ターボエンジン搭載
・専用スプリングやダンパーの装着
・電動パワステとESPを統合制御するステアリング・スタビリティ・コントロール
・サテンシルバー塗装ミラー、ダーククローム地ヘッドライト、同色リアバンパー、大型リアスポイラー、ツインフィニッシャー、17インチ専用アルミ
・アルカンタラ内装、バケットタイプ4シーター、アルミ製シフトノブ、アルミ製ペダル、3本スポークレザーハンドル、ブラックメーター
とまあ、こんな具合。

タイヤも高性能なポテンザRE050Aに。欧州はもちろん、日本でもホットハッチ市場がにわかに活気づいているわけですが、スペックを見る限り、なかなか気の利いたモデルに仕上がっているんじゃないでしょうか。あ、でもなんで5MTなんやろ。ちなみにこのエンジン、オーバーブースト機能付きです。フルスロットル時の3速、4速、5速で水温90度以上の場合に1600から4500回転の間で最大トルクが発揮される、と。

乗り込んで、シートベルトを締めると、キュッと脇が絞まる。いいねえ、いいねえ、もう既にスポーティだね。やっぱりシートをもう1ノッチ前に。ハンドルを抱え込むようにして。ホットハッチも、この最初の気分の高揚が大事なんですよ。

こきこきと軽いフィールのシフトノブ。アクセルの感度もけっこうスポーティ。電子制御デバイスは付いているけれど、どかんと発進すれば、やっぱりワイルド。旧型モデルの206RCに比べると、その気にならない限りは、随分オトナな乗り味です。最後の最後は硬いけれど、いなし方やしなやかさでは、ひょっとするベースグレードよりいいかも。街乗りや高速での乗り心地は、かなりのものでした。

本領発揮は、もちろんワインディングで。目を三角にして走り回っていても、車両感覚がしっかり掴め、アシの具合が文字通りいつも手に取るように判って走れるのって、なかなかありません。ゴルフGTIほどパワフルで劇的じゃありませんが、楽しめるって方向性では負けてないと思います。

もっとも、同時に乗った207CCも良かったなあ。ボクのベストオブ207はベースのCCかも。

     

Photo Collection

写真:個人的なお気に入り

個人的なお気に入り

大きくなったとはいえ、まだまだコンパクトサイズにまとまっているし、見かけもカッコいい。しかも意外なほどキビキビ走ってくれる様にはちょっと驚いてしまうほど

写真:メタルルーフの時代ですな

メタルルーフの時代ですな

クーペとオープンを両方楽しめてしまうリトラクタブルハードトップ。最近ではマツダロードスターにも投入されましたね。幌のほうが軽さがあっても、やっぱりCCは便利

写真:試乗会のハイライト

試乗会のハイライト

一応、今回のハイライトが207GTi。大径ホイールとメタル仕上げのサイドミラーが特徴的です。リアスポイラーもあるけど、パッと見はは大人しい“羊の皮被り系”です

写真:やる気にさせてくれます

やる気にさせてくれます

アルカンタラ内装、バケットタイプ4シーター、アルミ製シフトノブ、アルミ製ペダル、3本スポークレザーハンドル、ブラックメーターが、ドライバーの高揚感を煽る

写真:ワイルドな走りもOK!

ワイルドな走りもOK!

BMWミニクーパーSと同出力175psの共同開発ターボエンジン搭載。ドカンと発進すれば、相応にワイルドな走りを披露する。なんで6MTにしなかったんだろ?