京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。
FFのハッチバックカーにね、ハイパワーエンジン積むのって流行りなんだよね。ホットハッチが根強く支持されてきたドイツ車(VWゴルフGTIが代表格)が元で、マーケットがかい滅状態の日本でも“そこなら”って感じでいくつかモンスターが出て来た。マツダスピードアクセラなんて、昨今稀に見るホットハッチだったもんなあ。アルファ147GTA以来のクセのある刺激。
ゴルフが良く出来すぎているせいもあって、なかなかほかのクルマの評価が難しいわけだけど、ブレイドに3.5LのV6エンジンを積むって聞いたときには耳を疑いましたね。ホンマに大丈夫なのぉ、みたいな。
グレード名はマスター。相当過激でどーしようもないクルマを想像していたのだけれど(関係各位、すみません)、これがまた想像に反して、オトナなハッチバックだったよね。そりゃもう拍子抜けするぐらいに。280馬力の過激さなんて微塵もないというか。逆に、だったらこのクルマのレゾンデートル(存在理由)はどこにあんねんやあ、と叫びたくなるほど。その答は、もちろん、オ・ト・ナ、なんだろうけれど。
とにかく、びっくりたまげるような加速フィールとかを期待しちゃだめだね。上手に躾けてある。とにかく、ドライバーを驚かせるようなことがない。速いっちゃ速いけれど、手にアセ握るというフィーリングじゃない。さすが、オトナ。
全体的な乗り味としては、基準車よりしっくりきましたよ、ボクには。さすがに前がちょっと重たい気もしたけれど、ベースモデルにあった街中でのバタツキとか、旋回中のアシの動きの非連続性なんかが随分となくなって、まとまっていた。リアサスを専用のダブルウィッシュボーンにしたのが、ここで効いてきたんだね。2.4Lエンジンじゃ役不足だったのかも。
それにしてもインテリアはもうちょっと何とかしたいな。色合いとか、マテリアルの組み合わせ方とか、継ぎ目のデザインとか・・・。ゼロクラウンのような専用グリルは良かったけどね!
ところで動画では、現役レースクイーンの実川幸ちゃんと試乗しています。彼女はこれから自動車評論家を目指して頑張るんだそうです。ボクも応援しますので、皆さんもこれからの彼女に期待してあげてください。
ブレイドのマスター専用にチューニングされたサスペンション、大型ディスクブレーキ、専用17インチアルミホイールなどが特徴です。リアのブレーキランプはちょっとラディカルすぎ?
スポーティに仕上げながら、ブレイドの高級グレードと呼ぶにふさわしい上質感を演出。ドライバーズシートからの視認性が優れていて、運転しやすいです。サイドブレーキのデザイン、頑張りました