筆者プロフィール

西川 淳 Jun Nishikawa
1965年式
生産地:日本国 奈良県
型式:unknown

京都大学工学部精密機械学科卒業。自動車エンジニアを目指すべく、大学では機械工学を学ぶが何を間違ったか(株)リクルート入社。カーセンサーの編集に携わる。カーセンサー関東版副編集長を経て、現在カーセンサー編集アドバイザーを務める。フリーランスのライターとしても活動中。ほぼすべての新型車試乗をこなす。


西川淳の「試乗会でこんにちは!」

三菱ランサーエボリューションX

Posted at Thu Nov 8 17:05:39 2007

新開発エンジンを搭載し、さらに電子制御武装

いやあ、驚きましたねえ。ランエボX。なんてったって、雨の富士ショートコースで3周ぐらいならプロドライバーのお尻にくっついていけるんやから、ボクでも。ところどころ川みたいになってるウェットコンディション、コマネズミのように走らなアカン短いコースでそれは、どえらいことですよ。フツーのクルマやったら、一周もまともに走れんかもしれない状況でね。

もっとも、3周目ぐらいになると、さすがはプロやね。電子制御を活かさず殺さずな絶妙域を見きって、そこを使って攻め始めるから、もうついていかれへん。美味しいところが分かる、ってことやろな。

とにかく、デュアルクラッチ仕様を完全オートマチックのスポーツもしくはスーパースポーツモードにして乗れば、もう無敵デス。冗談やなく「クルマが道を教えてくれる」。

それも乗り手はハンドル切ってアクセル踏んでるだけ。下手にアクセルなんか戻さん方がいい。踏んでる限り、クルマが考えてくれるから。どうやったらスピンしないでコーナー曲がれて、与えられた状況下でどれだけベストな姿勢と立ち上がりを実現できるか、ってね。

せっかくやから、パドルシフトぐらいは使いたいと思うでしょ?それなのに使うの忘れてしまうんだなあ、これが。だから、要らないんだと思う。それほど、オートマチックの制御がいい。違和感がほとんどない。少なくともアマには、ないと思えるはず。それぐらい、すごい。プログラミングの勝利かも知れない。

買うなら、絶対、2ペダルを!

それにしても惜しむらくは、まだまだコドモっぽいクルマってことかな、雰囲気が。これで顔が少し大人しめで、けれどAMGぐらいには迫力があって、リアスポイラーをも少しさりげない感じになって、インテリアが上等やったら文句ないんやけどなあ。

ランサーフォルティス以降のこのデザインの雰囲気って、どうなんやろ?“三菱らしい”っちゃ“らしい”けど、ちょっと古くない?モーターショーに出ていたやつとか、あんまりワクワクせーへんかったもんなあ。

動画もチェックされたし!

     

Photo Collection

写真:三菱車の新アイデンティティ

三菱車の新アイデンティティ

フロントグリルの台形は、ギャランフォルティスと同じようなデザインになっている。ボンネットに配されたエアアウトレットとインテークが、只者ではないことの証

写真:軽量化の秘策はアルミ

軽量化の秘策はアルミ

ボンネット、フロントフェンダー、ルーフパネルはすべてアルミでできている。また、新開発の2L直4エンジンは、従来のものよりも12.5kgの軽量化が図られている

写真:標準ホイールはENKEI製

標準ホイールはENKEI製

18インチのBBS鍛造アルミホイールはオプション。標準装備されるENKEI製よりも4本で約3.7kg軽い。装着されるハイパフォーマンスタイヤは横浜ゴムADVANA13Aの245/40R18

写真:足回りの選択肢も豪華

足回りの選択肢も豪華

「ハイパフォーマンスパッケージ」を選ぶと、ショックアブソーバーはビルシュタイン製、スプリングはアイバッハ製となる。ヘッドクリアランスは何気に広い

写真:やる気満々のコックピット

やる気満々のコックピット

まるでレーシングマシンのように、タコメーターとスピードメーターの針は真下を向いている。スピードメーターは300km/hまで刻まれている。シートはレカロ製だ